様々なゲームで飛行可能ユニットとして扱われる「ガンダム・バエル」。
飛べるのか、って飛べるに決まってんだろ何言ってんだよ団長! ――と思われる方もいる反面、疑問を抱く方もいらっしゃるご様子です。
そんな訳で、たびたび議論になるこの問題に、いい加減終止符を打ってやろうじゃねぇか…と言うのが今回の目的です。
具体的には(割とガバガバな)公式設定を参照及び検証し、結論付けようと考える次第。
飛ぶ、と言っても一概には言えません。
ひとまず、ここでは鳥や飛行機のような「飛ぶ」と、人間がジャンプするような「跳ぶ」の二種類に分けて考えて行こうと思います。
「飛ぶ」と「跳ぶ」、読みは同じ「とぶ」ですが、漢字の意味によって、行為としては全然違って来ますからね。「飛ぶ」=「fly」、「跳ぶ」=「jump」と英語で言うのが分かりやすいでしょうか。
なお、「翔ぶ」という書き方も有りますが、これについては「飛ぶ」と同義と考えておきましょう。
ではまず、バエルは「jump」――「跳ぶ」ことが出来るのか。
これについては議論するまでもなく「出来ます」。
実際に第48話とかでやっていますし、そもそもバエルでなくとも大体のモビルスーツはやってのけます。
当然、今回の本題はこの「跳ぶ」ではありません。
バエルは「飛ぶ」ことは出来るのか。
つまり「fly」して「滞空」出来るのかというのが問題です。
先に答えを述べますと、「バエルは飛べます」。
演出のせいか地を這ってるイメージばかりが有りますが、そもそも鉄血にも、飛行可能なモビルスーツはいます。
「EB-05s シュヴァルべ・グレイズ」は、背部の「GR-Es01 フライトユニット」と全身のスラスターを併用することで、重力下においても高い飛行能力を獲得する(「1/100 シュヴァルべ・グレイズ(マクギリス機)」取扱説明書より)とされています。
シュヴァルべが飛べるなら、同等以上の出力を有するであろうスラスターウィングユニットを搭載するバエルも、空を「飛ぶ」ことが出来ると考えて良いでしょう。
そして、ガンダム・フレームは、ツイン・リアクターシステムにより得られる膨大な出力で、大気圏内でも高い機動性を発揮出来ます。
ただ、こちらについては出力に物を言わせて無理矢理飛んでいるとも受け取れる為、推進剤等の都合を考えると飛行可能時間はそこまで長くなく、実際には「飛ぶ」というよりは「跳ぶ」に近いと思われます。
しかし、第43話では明らかに滞空している演出が有るので、バエルは長時間飛行することも可能と見られます。
ここまで条件や設定が揃っていながら、何故「ホントに飛べるの?」と思われるのか。
その原因は、恐らく「スラスターウィングはアグニカが趣味で付けた物」という長井龍雪監督の発言をご存知であるからと思われます。このことは以前の記事でも触れました。
「アグニカが趣味で付けただけだから、飛行能力には関係ない」と解釈なされる場合があるようです。
これに関して、公式的に明言されてはいません。
ただ、私個人としては、「アグニカが趣味でスラスターウィングを付けた結果、バエルは空を飛ぶことが出来るようになった」という解釈が最も適当であると結論しております。
――我ながらよくもここまで語ることが有るな、と思う今日この頃。
でも、そろそろネタの在庫がヤバい気がしないでもない。「これについて語れ」的なリクエストとかも受け付けますぜ。
(記:管理人N)
コメントをお書きください
アグニ会支部代表 (木曜日, 16 7月 2020 21:15)
画像を用意することが叶わなかったのでバエルをはじめとした会長の関連ガンプラの紹介をお願いします(懇願)
管理人N (木曜日, 16 7月 2020 21:41)
リクエスト、承りました
何でしたら、画像はこちらで手配することも可能となっておりますが