アグニカ・カイエルとは

やはりどうしても既出情報が多いバエルについての記事が多くなってしまうので、今回はアグニカ・カイエルについて、判明している事実を纏めておこうかと思います。

哀しいかな、少ないことこの上無いんですがね…。


まず一つ、厄祭戦時はガンダム・バエルのパイロットであったこと。

「HG ガンダム・バエル」の説明書には、「MSとの一体化を果たした」と記述されていることから、恐らくは覚醒時の三日月みたいな戦闘がデフォだったのではと思われます。

バエルの武装が剣二本のみなのも、人間離れした超反応と高機動を実現させたアグニカには、剣二本さえ有れば充分だったからとされています。

一番機だから武装がシンプルなのではなく、単にアグニカがバエル・ソード以外の武装を必要としなかったから、バエルの武装はシンプルなのだと。

「グリムゲルデ」のヴァルキュリア・ブレードは「特殊超硬合金製の剣は斬れ味抜群な代わりに、重量が軽い為に取り扱いが難しく、しっかり重心制御して攻撃しないと弾かれる」そうなので、使いこなすには相当な腕が必要とされます。これは恐らくバエル・ソードも同じなので、アグニカの技量はどれだけ低く見積もっても、アニメ本編で最強レベルのパイロットだったマクギリス以上と推察出来ます。

ガンダム・フレームは大雑把な破壊力抜群の殺意に満ちたデカい武器ばかりを持っています(「ガンダム・ダンタリオン」のハーフカウルがその最たる例と言える)が、剣二本のみで最強として君臨したアグニカはどれだけヤバかったんですかねぇ…?


次に、ギャラルホルンの前身組織の代表だったこと。

この前身組織の創始者であるかは判断が分かれるところです(アグニカの父も所属していたようなので、ギャラルホルンの前身組織はアグニカ父が創設した可能性も有る)が、アグニカが厄祭戦を終わらせるべく組織を率い、モビルアーマーと戦い勝利したのは歴史的事実です。

ギャラルホルンの創始者、と言えば間違い無くアグニカ・カイエル。死後、その魂はバエルに宿るとされ、力の象徴として「バエルの祭壇」に祀られることとなりました。

この辺りも色々考察出来ますが、今回は判明している事実をまとめることがメインなので、それはまたの機会に。


性格的には熱血漢であった、と製作後のインタビューで長井龍雪監督が語っています。

また、ガンダム・フレームの開発者はアグニカの父であるとも(ギャラルホルンの前身組織がアグニカ父によって創設された可能性も有る、と先に述べたのは、このことからアグニカ父はギャラルホルンの前身組織に所属していたと思われる為)。

いずれも監督のインタビューでしか語られておらず、現状どこまで公式設定となっているかは不明ですが、とりあえず参考までに。

キャラクターデザイン、担当声優などは現在不明。


後は、バエルのスラスターウィング関連。

こちらは長井監督曰く、「アグニカの趣味で付けられた」とのことです。

とりあえず、自分の機体に趣味で翼付けるくらいにはロマンを解した(ノリが良い?)人物であったのは確かな模様。

「THE LIFE OF AGUNIKA KAIERU」(第43話「たどりついた真意」より)
「THE LIFE OF AGUNIKA KAIERU」(第43話「たどりついた真意」より)

それと、伝記が出ているようです。

この伝記マジで読みたいんで、ちょっと画面の中に侵入してショタマッキーから取り上げたい所存。

多分ご本人が書いたモノではないと思われるんですけど、誰がどういった経緯で編纂したかは気になるところ。

ギャラルホルンが一般向け書籍として戦後に公式出版したのか、それとも外部の歴史家とかが後年になって纏めたものなのか…(セブンスターズであるファリド家の書斎に収蔵されていたことから、ある程度の信頼性は有る書物と言えましょうが)

この伝記一つとっても、妄想には事欠きませんな。


…とまあ、ここまでササッと書きましたが。

公式で判明しているのはこれくらいです。何ということだ。働け(真顔)

ただ、考察(妄想とも言う)は幾らでも出来ますので、それはまたいつか書いたりする…かも…?


(記:管理人N)